前回までのロットでどうしても出荷ロットによって品質にバラつきの出るパーツが有り、改良の為に製造を委託している上海の工場へ。
７月出荷の40台がほぼできている状態でしたが一旦全てストップ。全て検品し直してやはり該当部品を作り直すということで部品を全て取り外させている様子です。今の状態でも交換が必要なものはわずかなんですが、なにせボディが付いている状態では交換自体が大変なのとやはりその間お客さんにご迷惑がかかるということで全台交換。工場にはめちゃくちゃ嫌な顔されましたが・・最終的には納得して協力してくれました。
今回改良しなければならないのはブレーキキャリパーを取り付ける金属製ステーの溶接精度。これが悪いことで一部に走行中にブレーキパッドが擦れすぎて音がする、というトラブルに対応するものです。
交換修理で回収した問題のあるパーツを検証して、メール等で改良指示をしていたのですがなかなかうまくいかないため工場に張り付いて改良作業となりました。
試作品の取付作業風景。ボディが付いていないのでまだやりやすいとは言うものの地味に時間がかかるんです。。
予め問題点は整理して指示してあったので改良品のテストを確認すればよいくらいのつもりで来ていたのですが、一つ変えれば他にも影響が出るという悪循環にはまりこりゃ簡単にはいかない・・というのがわかった初日の夕方、黄昏るスタッフH
金属の治具を修正していく作業が入るのでなにか修正すると試作品ができるのが翌日ということになるため本当はこちらもオッケーしたいのですが、どうしても試作品全部がオッケーという精度にならないため繰り返し修正していくこと4日。帰りの飛行機も変更です。
作目でようやく完成の改良版試作品。テストの結果も良好でこれなら問題なさそうです。あとは量産時の精度。一旦帰国しましたが再度来週チェックに行くことになりそうです。
どうでもいい話ですが・・ホテルは工場に通うのに便利な場所になるため上海といっても郊外の結構ローカルな場所。レストランも地元の人向けのところがほとんどなんですが、この時期シーズンなんでしょうかザリガニ料理のお店がいっぱい。１匹くらいなら食べてみようかなと思うのですが、身がちっちゃいらしくお皿に山盛り出てくるのでまだチャレンジできていません。。
